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自然栽培国産オレンジ食べ比べ

国産オレンジ2

2月だけ!
国産オレンジ
食べ比べしてみました!

★愛媛県産自然栽培イヨカン王子の伊予柑⇒温州ミカンのようなやさしさと、ほんのり酸味がかくれんぼ。刺激は極々少なくて、とってもやわらかい口当たりなので、やさしい口当たりの温州ミカンが好きな方にはオススメの柑橘です。刺激のある柑橘が苦手な方ならコレ!プリッとした粒がとってもジューシーで、小さなお子様からお年寄りまで、幅広い層にお召し上がりいただけます。

★瀬戸内海の生口島産自然栽培、トニーさんのハッサク⇒今まで食べた八朔とまったく違うと思います。常識を先入観をひっくり返すほど、おいしいハッサクです。ポリポリしたたくわんのような食感。強い甘みの中に酸味もしっかり。粒の先端まで細胞がピチピチ。クセになる甘さは、食べ出したらもう止まりません。探しても他では味わえない貴重な味。残念ですがこの10年間、ずっと人気商品でしたが、今季限りとなりました。これで最後なので、是非もう一回食べてみて欲しいです。初めての方はきっと感動すると思います。これで最後なのでスタッフも注文させていただきます。

★瀬戸内海の生口島産自然栽培、トニーさんのネーブル⇒皮がぴたっと張り付いて、手で剥きにくいのですが、なるべく包丁でカットせずに、頑張って「手で皮を剥いて食べて欲しい」のです。細胞がキメ細やかすぎて粒に薄皮がまとわりついていますが、それも頑張って手でよけて、食べてみてほしいのです。自然栽培の生食の柑橘の醍醐味です。甘さならダントツNO1!おいしさを堪能する充分な酸味もしっかりある!皮を剥きにくいのを除けば、超絶オイシイ!どうしても手で皮をむけない方には、カットしていただいても、もちろん楽しめます。このネーブルを一度食べれば、輸入ネーブルはもう食べられなくなるはずです。
★埼玉県産自然栽培渋谷さんのハッサク⇒甘さが奥に控えて、ジューシーな酸味が前にあります。グレープフルーツのような食感です。キリリと綺麗でキレのある味は、これぞ自然栽培といった感じです。甘さより、酸味も楽しみたい、甘酸っぱいのがいい!という方にはこれがオススメです。同じハッサクでも、トニーさんのハッサクとはまったく別の味がします。もはやおなじフルーツではないといった感じです。

★熊本県産自然栽培スイートスプリング⇒温州みかんの甘さと、はっさくのスッキリした食感を受け継ぎました。果肉の細部まで細胞がイキイキ、自然栽培ならではの食感が楽しめます。みずみずしくて、とっても甘いのに、酸味はありません。酸っぱいのが苦手な人も酸味がまったくないので食べやすい。スイーティー、きれいな味が楽しめます。果肉の細部まで細胞がイキイキしていて、自然栽培ならではの食感が楽しめます。ピンピンした粒が元気いっぱいです。

全品もちろん、無農薬!
ピールなど皮まで楽しめます。
皮は柑橘特有の香りとほろ苦さも楽しめます。


ハッサクの思い出(裏話)

AdobeStock_334098978のコピー

今期でハッサクが
最後の収穫になりそうなので、

生口島の柑橘農家
トニーさんのハッサク、

その思い出話を
ご紹介します。

7~8年前のこと、

トニーさんのハッサクを
たくさん注文してくださる
お客様がいました。

こんなにたくさん
食べられるものなのか?
と思っていたら、

なんと、

感動を伝えたくて、
お裾分け。

ハッサクの入った袋を
ドアノブにかけて
近所を廻っていたというのです。

「この感激を伝えたい」
そう思って
じっとしていられなかった!

というお客様には、
ビックリさせられました。笑

このハッサク、
出会った日のことも
はっきり覚えています。

僕の机の上に
箱が無造作に
置いてある。

スタッフに聞くと、
農家さんからの
試食品(サンプル)だという。

中身はハッサク、
名前は
トニーって書いてある。

サイズはバラバラ、キズも多く、
黒ずみもある、大丈夫かな、
という印象。

もう、これから出張に
出かける時間だったので、
とりあえず、
カバンにハッサクを放り込んで
出発する。

目的地に、午後に到着。
自然栽培関係者、
30人くらいの集まりで、
夜はそのまま宴会になった。

そろそろお会計、
というタイミングで、
ハッサクがあるのを思い出す。
仲間も試食してくれる
というので、
一緒に食べてみた。

「ポリポリ」「たくわん?」
変な食感。
でも、みんな口々に
「これはおいしい」という。

カバンの中のメモには、
「樹熟のハッサクの方が
だんぜんおいしいのに、
リスクが高いという理由で、
樹熟はお店で扱ってくれません」
と書いてある。

仲間達にも、
こういう農家さんこそ
大事にしていきましょうよ、
とプレッシャーをかけられる。笑

「樹熟か、、」
多少の心配もありつつ、
後日、お客様にお届けを開始すると、
「おいしい」という
声がぞくぞく届く。

それ以来、
極力、樹熟も
あきらめないで
取り扱いする
ということに決めました。

そんな樹熟の
おいしい
ハッサクとネーブルです。

最後なんで
一人でも多くの方に
食べて欲しいです!

味は補償付き!
バツグンのおいしさです!

ぜひ食べてみてください!

あなたのおかげで、実は、地球が再生されている、というお話(ハミング通信56号より)

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自然栽培で、地球を再生。


例えば、自然栽培の田んぼに行くと、絶滅危惧種の植物や生物が生息していたり、周囲の田んぼと全く違う生態系を見ることができます。メダカ、アメンボ、ドジョウ、日本タニシ、オタマジャクシなどが、すいすい泳いでいます。うっすらピンク色の可愛い野花など、田んぼが生きている!とワクワクするのです。


一方、農薬を使用した田んぼでは、「雑草」すら枯らしてしまう「除草剤」を散布しますし、肥料を使った田んぼでは、繊細なバランスのとれた生態系から離れてしまうので、昔ながらの野花や生き物たちが暮らすことは難しくなります。


それでも、3年から5年くらい、自然栽培を続けると、自然は本来の生態系を取り戻します。自然栽培の田んぼと普通の田んぼの違いについて、面白い例があるのでご紹介します。


十数年前、新潟県の佐渡島にある自然栽培の田んぼに、トキ(野生絶滅種で日本の国鳥)が舞い降りて話題になりました。舞い降りたのは自然栽培の田んぼで、トキは違う田んぼには行こうとしませんでした。それから何年後に、また姿を現したトキは、やっぱり自然栽培の田んぼに舞い降りたのです。これを見た関係者たちは、農薬や化学肥料を抑制して、トキの餌場となる田んぼを提供していこう、という自然再生の取り組みを開始しました。これが「佐渡モデル」として広まったのです。


※下の写真は木村秋則さんの講演資料より

トキ


僕がここで言いたいのは、環境問題といえば暗いニュースばかりで、ぜんぜん明るいニュースがない!


でも、自然栽培なら、田んぼ、畑、果樹園、どこでもいいのですが、一つ一つのユニットで、着実に地球環境が再生されているという、小さいけど確立されている成功パターンとしての事実なんです。


荒れた田んぼを、一枚一枚、自然栽培の田んぼに切り替えていった農家さんは、地域のおばあちゃんに「あなたたちが来てから、ホタルがいっぱいになって、地域が生き返った」と言われたそうです。それから、後継者のいない農家さんたちは、こぞって、その農家さんに「あなたに田んぼを任せたい!」と言って田んぼを託されたそうです。シンプルに言ってしまうと、自然栽培を食べる人が増えて、地球の再生に繋がっているのです。


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一方で、大変心苦しい話ですが、【農業は、地球最大の環境破壊】ということも、お伝えしなければなりません。これから90億となる人口の食を支える産業なので、誰も触れようとしないし、テーマとして取り上げられることもないのですが、農業は、森を壊し、土、川、海を汚し、資材とエネルギーを使いまくっているのです。日本ではついに、地下水が飲めなくなりました。漁師さんも、ぜんぜん魚が取れなくなりました。昔の半分、7割減、9割減、なんてニュースも、連日報道されています。


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この原因の1つに丘の問題があります。日本では江戸時代から「魚つき保安林」というのがあって、漁師さんが魚が採れるように、森林の栄養分を、海の栄養分として供給しています。現在日本では5.8万haが「魚つき保安林」として指定されいるそうです。それほど、丘の問題は、海の問題に直結することが分かっているのに、農薬が川に、海に、地下水に、流れこんでいるのに、仕方がないから、という理由で、黙認されています。最近、漁協の子供達(小学生)が、しびれを切らして、自然栽培の田んぼを開始して話題になりました。大人が動いてくれないから、自分たちでやる、いうことで、聞いていて胸が苦しくなりました。


※下の写真は木村秋則さんの講演資料より

小学生


こんなふうに、自然は全て繋がっていて循環しています。私たちの存在も、体も、食べ物も、全部つながっています。だから、単に「無農薬のお米を食べている」という理解ではなくて、「私がイキイキすることで、どんどん地球を再生させている」と考えて欲しいのです。なぜ、自然栽培の田んぼにトキが舞い降りたのか、それは生命の連鎖が田んぼ全体から感じられたからではないでしょうか。こうしてみると、「自然の野菜は腐らず枯れていく」とか「自然栽培のお米は腐らず発酵していく」傾向にあるのも、意味があってそうなっている。「腐る(死)」というのは、生物がこの世の役割を終えたので、分解を早めて生まれ変わることです。「発酵(生)」には、まだこの世で関わりや、なすべき役割があるので、その旅は続いていくのです。


先日、米作り、50年の福井の農家、黒田さんが言ってました。「どんな些細なことでも、全てが味に出る」「お米は毎日食べるものだから、農家が田んぼで何をしたのかなんて、全て分かってしまう」のだと。こうした研ぎ澄まされたお米は、まだまだ少ないけれど、農産物を応援してくれている、あなたのおかげで、こうして地球が再生されています。


※下の写真は福井県の自然栽培農家の黒田さん

黒田さん



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奇跡のホップ、使用感

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ハミングバード近藤です

僕はもともと、「寝汗」をかく体質で、子供の頃から、熟睡と寝汗がセットになっていました。

ところが、45歳を過ぎた頃から、疲れても、風邪をひいても、ぜんぜん寝汗をかけない。「体力が落ちたのかな」「老化現象か」そう思っていました。

ところがです!

最近、熟睡して、朝起きると寝汗をかくようになりました。

「おー、この感覚は中学生の時以来だな」などど、独り言を言っています。笑

今は、あまりに朝が気持ちいいので、仕事も朝型に切り替えました。

奇跡のホップ「メンタルオイル」だけじゃなくて、市販のオメガ3(亜麻の種子100%のアマニ油など)をスプーン一杯(自分は朝晩2回)なども一緒にやってみてください。アマニ油はスーパーで500円くらいで売っています。

自分もメンタルオイルとアマニ油を併用しています。オメガ3とオメガ6の割合が、1:1で内因性カンナビノイドシステムが機能しやすくなるのですが、現代生活は1:4とか1:6になっていてバランスを失っていると言われています。せっかくなら、オメガ3を増やすか、オメガ6を減らして、土台を整えて「メンタルオイル」を一緒に使ったほうが理想的と言えます。

【内因性カンナビノイドシステム(ECS)】とは

私たちの身体のホメオスターシス(恒常性)を保つための司令塔が内因性カンナビノイドシステム(ECS)です。健康的な食事、適度な運動、睡眠はこのECSに働きかけます。必須脂肪酸であるオメガ3やオメガ6は内因性カンナビノイドの原料になります。瞑想、鍼灸、整体などもECSに働きかけることがわかっています。 そして腸内細菌も関わっています。ECSがストレスや加齢などでうまく働かなくなると体調不良になります。

内因性カンナビノイドシステムは、「人生100年時代」の欠かせない重要なキーワードです。



人口1万人の町で、「平飼い卵」が、飛ぶように売れている。

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北海道の小さな町で
「平飼い卵」が売れています。

その理由は

ウィンターリゾートに滞在している外国人。

子供の頃から、両親に

「ケージの卵は食べてはいけません」

と言われて育ってきたので、

彼らにとって、日本のスーパーで売っているのは「食べられない卵」なのです。

だから、「平飼い卵」を売っているお店が見つかると、SNSの口コミで行列ができる。

事情の分からない日本人にとっては、なんでそんなことになっているのか、まったく意味が分からない。

いま、ヨーロッパ、オーストラリアなどは、ケージフリーの卵が主流で、デンマークでは、平飼いの養鶏所を作ることは、法律で禁止されています。

世界中が、すごいスピードで、ケージフリーの卵に切り替えています。

きっと、日本も変わってくるはずです。













木村秋則さん講演会「原点回帰」から 2023.01.29

木村さん講演会


尊敬する師でもある、木村秋則さんの講演 会に行ってきました。


痩せて、一回り小さく なったように見えるお姿ですが、いざ講演 が始まって、熱が入ってくると、その凄まじい気迫に圧倒されます。 


今回のテーマは「原点回帰」。


2時間くらいのお話で、特に印象深かったの は、漁協職員の子供達が、自然栽培の田植えを開始したお話。


地元の農家さんの使う農薬や肥料が、川を流れて、どんどん海に流れ込むから、海が汚れて、ついに魚が捕れなくなった。丘の上 の、農家さんに「農薬を減らしてくれないだろうか」とお願いしても、一向に変わらない。


それならばと、漁協職員の子供達、幼 稚園や小学生の子供たちも参加して、自分たちが自然栽培の米作りを開始したそうだ。


使った農薬は地中や川に流れていくけど、自分の畑には別段、なんの変化は ない。作物が売れてちゃんとお金になっているし、何の問題もない。


でも、 本当にそうだろうか、それでいいのだろうか? 木村さんは言う、


「大切は ものは目に見えない」のだと。


漁協の子供たち


講演の後半で、質問コーナーになった。 


「リンゴ栽培ではたくさん、農薬を使うと 聞きました。皮をしっかり洗えば農薬は落 ちるでしょうか。落ちなければ、皮を剥いて たべれば安全でしょうか」という質問。


 木村さんの回答は「洗ってもぜんぜんダメ。 なぜかというと、今の農薬は、「浸透性」 農薬だから、中に入り込みます。まして、除 草剤を足元に散布すれば、その成分も吸いあげてしまうから、農薬の影響から免れることはできません」という。


一番後ろ


本当にそうですよね。


日常生活では、こうした危険は「目に見えない」ものだし、スーパーに行け ば、(一部分だけ)「無添加」「合成着色料不使用」「エコ」など聞こえの いい言葉と一緒に商品が並んでいるから、国が認可しているものなんだし大 丈夫と信じ込んで暮らしている。


でも、だからと言って、病気になっても、国が私たちの面倒まで見てくれることはない。


本当は、少し考えてみれば、分かります。生命力の強い害虫を殺し、どこに でも生えてくる雑草までも枯らす。除草剤の成分は「枯れ葉剤」と同じです。そんな強烈な農薬だらけで、私たちの体も、地球も、無傷でいられるはずがないのです。


だから今、こんな時代だからこそ


「原点回帰」なのです。


何も考えずに世の中に流されることなく、目に見えないことを、しっかり見 極めていくことが、大事なんだと教えていただきました。


記念撮影

10年ぶりくらいかな、写真撮ってもらいました!

先生に教えていただいた「食」のこと、

10 分の1もお客さまにお伝えできていないのでなないかと猛省する機会になりました。

木村さんは小さな巨人。いつまでもお元気で! 

ハミングバード主宰 近藤正樹

2022-2023 工藤さんのリンゴ、たくさんの応援ありがとうございました。

工藤さん写真

ハミングバード近藤です

今季は雨が多い天候だったり、ヨーロッパから帰国したという研修生さんの手が加わったり、畑の変化も色々と感じられました。

畑に伺う度に、自然と真っ直ぐに向かい合っている、工藤さんの、その姿に、心を打たれます。

今季のリンゴの味は、例年より、ちょっとワイルドさが減ったような気もしますが、大雨などの異常気象にも耐えて、みずみずしく、優しさを感じる味になってくれたのだ、と感じました。

来季はどんな味になってくれるんだろうか、それもすべて、自然任せ。

肥料、農薬でコントロールする、人為じゃないから。いろんなことが、年によって変わるから、その年々の変化を楽しめるリンゴなのだなぁと、噛みしめています。

工藤さんの栽培を見ていると、奇跡とは言いませんが、決して、実ることが当たり前とは言えない、難しいことに、ずっとチャレンジし続けているなと感じます。

しかし、「生食」でご提供できるのは、たった10%という、非効率。でも、やめない。

そして、毎年変わる、リンゴの表情を楽しみにしてくださる、ファンの方々の有り難い存在。

それから、忘れちゃいけないのが、こんな寒波の中でも、寒さに耐え、春が来る準備をしている、リンゴの樹たち。

いろんな奇跡が重なって、今年もリンゴをお届けできました。

今季も、たくさんの応援、ありがとうございました。

【工藤さんインタビュー】
 2022.08.23取材

リンゴ作りを始めて50年が過ぎました。

ずっとリンゴと一緒に生きてきた人生です。

小さい頃からリンゴの木が大好きで、小学校に上がる前から、畑の手伝いをしたり、リンゴの木の下でよく昼寝をしていたものです。

自分の性分だと思うのですが、美味しいリンゴにしてやろうとか、もっと収穫量を増やそうとか、そういうことは考えたことがありません。

本当はプロとしては間違っているのかもしれませんが、自分にとっては、リンゴの出来、不出来は二の次で、リンゴの木が今日も元気で、「気持ちがいいよ」と言ってくれれば、もうそれだけでいいのです。
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イキイキ生きてる、工藤さんの
秋のリンゴ、冬のリンゴ

特急やませみかわせみに乗りました@熊本


稲本さんのお米の収穫シーズンがきたので、松浦さんと一緒に八代へ。
熊本駅で特急のチケットかったら、偶然乗れましたよ!


アメリカ視察2018年3月

ハミング通信11号でもご紹介させていただいた記事ですが、インパクトが大きかったアメリカ視察研修だったので、このBlogでもご紹介させていただきます。

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ハミング通信 011

いつもご利用いただきありがとうございます。今回は、ますます加熱するアメリカのオーガニックブームについてご紹介します。実は去年、「10年前とまったく違う」という、オーガニックで盛り上がっているアメリカへ視察に行こうと、チケットもホテルも手配していたのですが、直前でアクシデントがあって延期。今回、やっと念願叶ってアメリカに行くことができました。いま、空前絶後のオーガニックブームに沸くアメリカ。オーガニック普及率0.2の日本に対して、「すでにオーガニックが日常化している」と言われているアメリカですから、実際に現地で、その違いを肌で感じると、ものすごいカルチャーショックでした。

オーガニックSM

有名なオーガニックのスーパーマーケット「ホールフーズ」なんかに行くと、ここはオーガニックの天国?と思わずにはいられないくらい。フルーツも野菜も、加工品も、お店の中がほぼ全部オーガニックで揃っています。食材へのこだわりが徹底していて、日本のように、原材料を確認するために、商品裏の一括表示の記載をいちいちチェックする必要がありませんから、安心して買い物ができます。いまや、セレブやエグゼクティブならオーガニックは必須!といってもいいくらいです。ただ、自然栽培くらいの徹底したこだわりを求めるなら、アメリカのビジネスサイズや合理的なシステムには合わないため、農薬も肥料もゼロ!硝酸態窒素の数値も気になる!といった究極のこだわりを求めるなら、ファーマーズマーケットなどに出向いて、個別にそうした農家さんを探さないといけないよ、とオーガニックファンの女性がこっそり教えてくれました。一方、アメリカには、オーガニックのスーパーマーケットのほかに、対極的な●●●マートのような大型の格安店もあります。店中に入ると徹底的に「質より量」で安価な商品が並んでいて、そこはオーガニックとはまるで無縁の世界です。カラフルなパッケージで添加物多めの商品が並び、あきらかにターゲットが違うという、企業側の戦略の違いが見てとれます。そこでお客様を見ていて気になったことがあります。オーガニック店には、まるでセレブ、まるでハリウッド女優!のような、スリムでかっこいいお客さんばかりだったのに、こちらのお店には肥満で歩くのも精一杯といった、20年前によく見たアメリカ人がとても目につきます。この頃のアメリカ人は肥満だらけでした。今、アメリカでは医療費が驚くほど高騰して、病気になっても簡単に払える金額じゃないため、ますますヘルシーブームが盛り上がっているそうです。自己責任の国なんですね。ヘルシーブームで関連本も沢山でているせいか、健康に関する国民の知識もすごく豊富です。禁煙ブームもそうでしたが、一度決めたら、徹底的にこだわる国民ですから、このままでは2020年の東京オリンピックの時、日本にきた世界中のセレブたちが、「日本には我々の食べるものがない!」と言い出して大きな問題になるかもしれません。日本にいると想像すらできないかもしれませんが、もうオーガニックレベルは当たり前、NON-GMORawの表示もすごく多いですし、タマゴも平飼い、抗生物質不使用が一般化、お肉なんかも、ちらほらGrass-fed beefなんかも目にすることがあります。そういうものじゃないと食べない・買わない人たちです。せっかく楽しみに訪れた日本なのに、日本のレストランに行っても、スーパーマーケットに行っても、最低限のレベルにすら達していないモノなら、何も食べられません。例えば、有名なお寿司屋さんに行ったけど、農薬栽培のお米しかなくて食べられなかった。そんなケースが続出するのではないでしょうか。農薬の使用量が世界で最も多い国、日本。そんなこれまでの日本のスタンダードがこれから世界に通じない、食の世界でもガラパゴス化がおこっているように感じます。ちょっと意地悪な表現を使うなら、もうすでに何周も遅れてしまっている!そんな気がしました。先進国なのに食材はこのレベル!これって今後の日本の大きな課題じゃないかと思うんです。でも、これからの日本の農業は、こういう実態をチャンスと捉える農家さんや、熱い志をもった若い方たちがどんどん出てきて「もっと世界に追いつけ、追い越せ」という気運で躍進してくれると思うんです。僕らも皆さんと一緒に、GO BEYOND ORGANIC! なかなか悩ましい遺伝子組み換え肥料の問題や、地下水汚染の問題まで考えて、日本発の先端農業技術、自然栽培で世界の先を行きましょう。今年、日本では皆さんのおかげで、たくさんの新しい農家さんが自然栽培をスタートさせています。これからも世界に誇る、自然栽培の安心でおいしい食材、ぜひご期待ください!

 

 

ハミングバード主宰 近藤正樹




肥料の投入量

以前のハミング通信でも書いたことがあると思いますが

どれくらいの肥料が畑に投入されているのでしょうか?


 例えば、お茶を有機肥料で栽培する場合、

⼀反(10 メーター×10 メーター)あたり、

約54 キロの窒素が必要という常識があるとします。


有機肥料に含まれる窒素含有率が1.8% だとすると、

54÷0.018=3,000 なので、⼀反あたり3 トンの
有機肥料が畑に投⼊されることになります。


しかし、それくらいの肥料では効き⽬が無い!という判断
になれば、うちは5 トン⼊れよう、いやいや10 トン⼊れたら

もっと収量があがるといった話になるわけです。


これを毎年繰り返して、10 年、20 年も経てば、

何⼗トンも肥料が堆積して、地中に窒素分が
過剰に蓄積され、有害な硝酸性窒素を含んだ野菜が育ち、

地下⽔が汚染されて、井⼾⽔が飲めなくなるといった事態に

発展していきます。


畑にどんどん肥料を⼊れる → ⽣産量が上がる → 供給が増える

 → 物価が下がる → (収益を確保するため)さらに肥料を使って⽣産量を増やす!


こうした負のループから抜け出せなくなっています。


2018年予告

新年を迎えましたので

ハミングバードで今年、

いろいろ準備していることを

ご紹介します。


上半期(6月まで)TO DO


(ショッピングサイトのリニュアル)

★スマートフォンから注文しやすくなるよう改善します。

★「入荷予定カレンダー」を新搭載する予定です。

★「Hummingチョイス」旬の商品を

食品メーカーとタイアップして、マンスリーで毎月お届けします。

★決済方法の追加


(野菜セットの充実)

★さらに多くの農家さんと連携して、野菜セットの内容をさらに充実。


(お客様や食、自然栽培に関心のある消費者の方々との交流)

★勉強会の地方都市開催


(その他)

★1/末の無肥料自然栽培勉強会2018@東京の参加

毎年百数十名の農家さんが参加する、学びの場。

今年も進化して、お客様へフィードバック!


★3/中旬のオーガニックエキスポ@ロサンゼルス

世界のオーガニック商品が一堂に会する世界のビッグイベント。

魅力的な商品を輸入してお届けしたい!


ざっと、こんな感じです。


サイトのリニュアルはもう半年以上やっているのに

一進一退。考え出すといろいろと、、際限がない。

シンプルイズベストでいくことに。


課題はいかに楽しむか!

毎日がワクワクするような

お仕事を心がけています。



自然栽培のヒトたち

もし、前回お知らせの

懇親会(食事会)に参加できたら

感じて欲しいことがあります。


それは、会場に集まってくる人たちに

共通した

個性的な雰囲気。


自分の人生をかけて

農薬も肥料も使わない

理想郷のような農業を選んだ人たち特有の

潔さみたいなものがあると思う。


裏も表もない、

子供がそのまま大きくなったような

素朴な大人が多い気がします。


世知がない世の中で

いまどき、こんな人たちもいるんだなぁと

観察してみるのも面白いと思う。


みんな自然栽培が大好きで

やってる人たちの集まりなので

みんな、すごく仲いいですよ!


皆さんもぜひ

ご一緒に。



Blog再開(&お食事会情報)

新年あけましておめでとうございます


今年からBlog再開することにしました!


というのも、


ハミングバードのホームページやメルマガに載せるような

新着の商品情報ではないけれど、


予告やNEWS、イベント、雑感、お得な情報など、そういった

皆さんに「お知らせしておきたい」情報が増えてきて、


お知らせする場所に困っていたところ

今更ながら「Blogがいい!」と改めて思ったからです。


今年最初のお知らせは


一般(消費者)の方向け、お食事会参加のご案内です。


例年、1月末に

全国の自然栽培関係者が集まる

会合があるのですが、


その前夜祭(お食事会)に

一般消費者の方もお招きして

一緒に盛り上がろう!


という声が上がり、企画が実現しました。


このお食事会は例年、僕も参加させてもらっていますが

おいしい自然栽培のお料理とお酒を楽しみながら

自然栽培農家さんと交流し、ためになるお話や

意見交換をさせていただく貴重な会です。


いつも食べてる野菜やフルーツの農家さんに

会えるかもしれませんね!


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すぐに満席になってしまいますので
お早目のお申込みお待ちしております!先着順です!


日:H30年1月26日(金)
時:18:00~21:00(20:30ドリンクラストオーダー)
場所:Farm kitchen然 大手町駅 A1 出口 地下一階
参加費用(飲食代です):6,500円(税込) 

自然栽培や無農薬のお野菜料が楽しめます。社長さんのご厚意でグレードアップ飲み放題!

(なんと仁井田本家自然酒「穏」も!)(やお・よろづは別)
募集人数:消費者の方20名程度、全体で50名程度(カウンター席含む)
対象:無肥料自然栽培に関心のある消費者の方
〆切:1月19日(金)16:00
お支払方法:当日現金(領収書をご用意しておきます)
キャンセル:1月20日以降のキャンセルはキャンセル料を頂きますのでご注意ください


申込方法:必要事項記入の上、下記までメールをお願いします。

※申込順のため定員になり次第、〆切りとなります。申込状況はこのBlogで

updateお知らせします。

(メール宛先)

dinner0312@8dori.org

(記入事項)

・お名前:

・参加人数:

・電話番号:

・メールアドレス(メイン)

・メールアドレス(サブ)


会場のお店は、普段から無肥料自然栽培や、無農薬野菜をふんだんに使い
添加物を使わないお料理を提供して大都会の中心で社会に奮闘している
自然回帰さんです!そして志高い料理人久米料理長が腕を振るってくれます!


僕も参加します!


ぜひ会場でお会いしましょう!



ホントに腐んないですね。

工藤さんのリンゴ (1000x750)

これ、去年の10月販売の「イキイキ生きてる工藤さんのリンゴ(無肥料8年目)。

品種は紅玉。

同じ頃、デパートで買ったリンゴ(贈答用でソフトボールみたいに大きいの)は、11月には腐って
ジュクジュクになって汁が漏れ出していったのに。

このリンゴ、いっこうに腐る気配なし。

常温で半年過ぎてるのに。

でも、水分が抜けてきているのか、だいぶ軽くなっています。

「自然のものは腐らない」とか

「発酵と腐敗」とか

いろいろ言われていますが、

腐らないものなら何年経っても食べていいんだろうか?

僕がサンプルになって、日々人体実験でもしてみれば
世の中のお役に立てるのは分かっているのですが、

勇気ないなぁ、ビビりなんで。


牧草を食べて育った牛のステーキ

ちょっと前の話になるのですが

友達と一緒に
西麻布の人気レストランで
食事をした時の話

そこはニュージランド産の
おいしい牛肉が食べられる
有名なステーキレストランでした。

席について話も盛り上がり
ワインをそこそこ飲んでから

さて、メインのお肉でも
食べようかなと思い

ステーキのリストを眺めていました。

ふと見ると、
ずいぶん値段の張る
高級メニューがある

「牧草を食べて育った牛のステーキ」
と書いてある。

ほぼ二口くらい?の分量で5,000円!

庶民の僕には高い値段だ。

でも「なんでも経験だ」と思って
注文してみた。

間違いなく
おいしいメニューだったが

僕が住んでいる北海道なら
もっと安くて
おいしいのがあるのに。

というのが正直な感想。

それにしても
「牧草を食べて育った」牛のステーキ

これが最高級の時代。

僕らは今、そんな
時代に生きているんですね。













プロフィール

近藤正樹(ニックネームはマッキン)

Author:近藤正樹(ニックネームはマッキン)
自然栽培ハミングバード主宰者の近藤がお届けするBlog。メルマガだけじゃ、なかなかお伝えできないことなんかを中心に書いています。

自然栽培、食、生命地球のこと
 ハミングバードショッピング

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